1章 巫山之夢《4》
縁側に座り込んだあさきは、雲一つない夜空に浮かんだ真ん丸な月を見上げる。 本の山をかき分け、どうにか二人分の布団を敷きおえた根夢が...
アジアンテイストの怪しい雑貨の販売等で活動中の原作者、croe氏の世界「アジアンゴシック」を題材とした小説を公開するブログです。
縁側に座り込んだあさきは、雲一つない夜空に浮かんだ真ん丸な月を見上げる。 本の山をかき分け、どうにか二人分の布団を敷きおえた根夢が...
昼の間四人が膝を付け合わせていた居間に、今は根夢が横たわり、月の光が瞼を照らす。 枕元ではあさきが胡坐をかき、左手中指には赤く細い...
5月滑り込み更新! たまには小説以外の記事も残しておきたいマナさんです。 すごく今更ですが、デザフェス49両日参戦してました。 程...
刀を受け取った後、三人は「酒が駄目ならせめて好きな物を食べさせろ」というあさきの主張を受け入れる形で「葱屋」という変わった看板を掲げる...
出会いは桃の木の下だった。――いや、正確にはまだ出会っていないのかもしれない。 紅白に咲き分けた花が満開になった枝を大きく枝垂れさ...
ハナツキマナ著、メインキャラクターが勢揃いの短編です。 時間軸的には「根夢とあさき編」と「石楠花と空木編」の間くらい。